久しぶりに引き込まれて読んだミステリィ^^
排他的なイングランドの小村に、導かれる様に二人の若い
男女がやってきた事から、村の忌まわしい過去と因縁が
暴かれてゆく・・・というストーリィ。
現在と過去が鮮やかに交錯するブロットがとても面白い。
幽霊が見える歴史学者ミグ。 ルーツを捜す数学者のサム。
赤毛のオーストラリア人女性サムが、なんと言っても魅力的!
数学者だけに思考回路が理論的かつ率直で、
お堅い司祭くずれのミグさえ虜にしてしまう程
二人が惹かれあっていくあたりは大変微笑ましいです^^
宗教関連の事件に関しては全く詳しくないんだけど、
(カソリックに対する迫害とか)バイキングや北欧神話に
ついての話は面白かったな(実は「エロイカより愛をこめて」の
影響でバイキングに興味を持ったので・・何だかタイムリー)
最後はかなり悲劇的だけど、ある意味役者の最後の舞台を
観るような、爽やかなフイナーレでした。
最後の最後にもう一度、味わい深い事実が判明・・
アマゾンの読者評で五つ星を得た一品です、ご賞味あれ^^
ハヤカワ・ミステリ ¥1800
相変らずの「御手洗石岡」バカップルにほのぼの・・
フィンランドの湖は素敵そうだね、御手洗。
最初から二人で行く事前提なんだね・・・御手洗w
話の2/3は、野球小僧竹谷君の手記ですが、
何だか武智君に対する思いが、801じゃねーのか?と
穿ってしまう私は心が汚れているのでしょうか??(笑
しかも武智君は「イチロー」にイメージ(口調とか)そっくりだしw
生石灰って水で発熱するんですね・・事故例がありました。
んーでも屋上で鍵が掛かった半密室なら、原因は外部から
飛んできたと考えるのが一番理にかなってませんか?
となると、隣のビルの屋上が普通に怪しいし、
生石灰の事は社員が思い出せば、生石灰+花瓶の水=で
消防署にはすぐ解っちゃう気がするんだけどなw
竹谷君も何気に目撃者がいると思うしねえ・・(^_^;)
原書房 ¥1575
ネタバレを含みます、注意
北海道の一地方都市で、異常な殺人事件が連続発生!
折りしも数キロ離れた廃村では、特殊部隊の主人公と、
郷土史クラブの中学生たちが、野犬と狂犬病に罹病した
感染者たちに襲われ、校舎に立て篭もっていた・・
というパニック・サスペンス物。
話はサクサク進むし、出だしは緊張感があるんだけど、
やっぱり主人公が特殊部隊だと、対応が冷静すぎるなw
第一丸裸で四つん這いになり、奇声を発して襲ってくる
感染者(家族とか)って、リアルで想像すると
物凄く怖いと思うんだが、たいしたパニックも起こらず、
一般人が状況に適応し過ぎだと思う(笑)
後、原因ではあるんだけど、火事場泥棒の皆さんと、
特殊部隊との絡みはいらなかったような気がします。
(犯人も感染者&野犬の群れに襲わせるのが王道かと)
中央公論新社 ¥945
わたしは少佐も伯爵も大好きなんですけど~
最近は少佐の部下達が気になってしょうがありませんw
もちろんA君もB君もG君もZ君・・・もいいんですけど、
特にE君・D君コンビがお気に入りです
他のメンバーのおちゃらけに隠れ気味ですが、
二人ともほんと地道に、真面目に働いてますよね!
かなり優秀なんじゃないでしょうか、彼等?
ちゃんと少佐の手足となって、成果を出してるし。
何故か伯爵達と遭遇する確立が高いのも彼等だしねw
本人達も嘆いてましたが・・・腐れ縁とかいいようがない(笑)
二人のプロフってよくわからないんだけど、
33巻でC君とE君は確かに別人なんですが、
20巻位ではE君とC君の混ざりっこした人がC君で、
オールバックの人がE君と呼ばれていますね・・
それともこの時はまだC・Dコンビだったのかな??
取り合えずE君には妻も子もいるらしい(「パリスの審判」)
D君は独身ぽいと思うw
何かGに対する物言いとかがそんな感じ。
D君、E君共、白スーツ集団の中にあって、いつも濃い目の
スーツ着用でおしゃれさんですよね^^
G君の格好も、何気にブランド物ではないかしら?
以前の令嬢風なんて可愛くてすごく似合ってたし
(すっぴん別人だけどw 地味な顔立ちの人は化粧映えが
するっていうものね)
一度NATO情報部だけのサイドストーリィが読みたいな
Z君の「番外編」みたいな、D君やE君のシリアス物が
見たいです!(A君オンリィ・・というのもグーです!)
秋田書店 ¥409
そこに農協の話題でこの本が出てたのw
それで久しぶりに(多分ン十年振り)読み返したんだけど・・
あはやっぱり筒井は面白いワ
特に「農協」っていう文字に「膿化脳」ってフィルターが
かかっちゃってるから・・・もう・・(^_^;)
(2ちゃんのスレを、真面目なJA職員の人が見たら憤死するかも
しれんなw ああ・・でも見せてみたい)
「日本以外全部沈没」「経理課長の放送」「「自殺悲願」も
面白いんだけど、「信仰性遅感症」がね・・・
どうしても志穂美悦子になっちゃうんだ、脳内変換が
彼女がシスター役の邦画があったような・・そのせいかな?
(まあどうでもいいんだけど、志穂美さんってまだ、長渕の
オクサーンなんでしょうかね・・・?)
しかし今読み返しても、ファーザー・・凄い椰子(笑)
角川文庫 ¥470
ここんところ、ず~っと動物の・・を読み返してて思う事。
・・二階堂ってさ、
ハムテルんちじゃ完璧「彼女」扱いだよね?^^;
開業も最初っから2人でケテーイ!みたいだったし、
おばあさんに至ってはすでに彼女、というより嫁扱い・・・
「キミテルと2人で将来あたしを楽をさせてくれる」だもんw
大体漫画とはいえ、博士課程までいったのにコイバナが1コも
でなかったこの二人って一体
(あの菱沼さんでさえ、何コかあったのに・・)
そういえばバレンタインのチョコも、菅原教授にやってたな
二階堂(+同級男子)・・テストの為とはいえ、かなり変(笑)
ハムテルなんかクール系で、普通にモテてそうな感じだよね。
(先輩評は、あいつ暗いよな・・ですが)
でもやっぱり色恋沙汰が全然ないのは、ひょっとして
もう彼女(二の事ね)付きだという周りの認識のせい???
ちなみに最終話で、開業希望を述べているハムと二のコマは、
結婚宣言をしているカプーにしか見えません(笑)
そういえばハムテルって意外に二に意地悪w
「友達?誰?」とかさらりとへこませたりして・・・(^_^;)
好きなコにはさり気無くいじめっ子なタイプなのかもw
でもまあ、普段がマターリ優しい感じだからね・・・
二だけに「おう」なんて、返事してるコマの笑顔とか・・
やっぱり「彼女」は特別だもんね^^などと妄想爆発ww
ところで2ちゃんの801スレにあったんだけど、
菅原教授の奥さんがうるちゃんタイプで、
漆原教授の奥さんが菅原教授タイプ・・
互いに求め合ってたんだね・・というのにめちゃ受けw
言われてみりゃなる程・・・よく気付くよなあ!(笑)
人間自分に無いものを求めるものなのね・・・・
(うるちゃんは兎も角、菅原教授はあの気の強そうな奥と、
一体どういう馴れ初めだったのか知りたいぞ??)
菅原教授の為に、牛糞ぶちまけに走る漆原教授・・・
格好いいデス
白泉社 ¥390(全12巻)
何となくタイトルに惹かれて読んでみました。
ヒットラーに娘がいたのかな?って。
オーストラリアの児童文学なんですね・・これ。
何かおこるわけじゃないんです。
ただスクールバスを待つ間、友達のアンナの「お話」を聞くだけ
・・・・の話なんですが、物凄く引き込まれちゃうんですよ!
何だか雨の待合所で、皆と一緒にアンナのお話を聞いてる、
5人目の子供になったような気分・・・・・・
マークじゃないけど「早く続きを話してよ!」って感じ。
もし自分の親がヒットラーみたいな極悪人だったら?
自分には親を止める事が出来るだろうか?
自分も親のような人間になるんんだろうか?
アンナの「お話」から、今まで考えた事の無かった疑問を
持つマーク・・・でも先生や両親はそんなマークの質問に、
戸惑ったり苛立ったりするだけ・・・
そりゃ大人だって、何もかも知ってるわけじゃないし、
何にでも答えられる訳でもないんだが、マークの両親ももう少し
マークの考えを聞いてやればいいのになあ・・・って思った。
(でもまあ親なんてそんなもんだよな・・・・・)
結局「ヒットラーの娘」は、何も知らされずに一人戦火の中に
残された後、名前を変えて生きていってアンナの「お話」は
お終いなのですが・・・・
「だから孫娘に話したのよ」
・・・たった1度だけ。今日みたいな雨の日に・・・
味わい深いラストでした。
追記 北見葉胡さんのカバーイラストも素敵です。
すずき出版 ¥1470
前読んだ「霞っ子倶楽部」みたいな裁判傍聴記。
内容的には「霞」とほぼ一緒・・なんだけど、
著者が男性のライターなので、レイプ裁判関係で検察や
弁護人が、被害者にねちねち状況を証言させるのを
「傍聴男のニーズをよくわかってる」と書いたり、
(レイプの明細を聞くのが悲願って・・・・・・最低)
「書くとどうって事ない感じ、実際レイプは未遂だし」とか、
(未遂ならいいのかよ?)始終男目線なのが不快だった。
さすがに幼女はありえんらしいが、
レイプ犯の気持ちはわかるらしい・・・レイプ被害者は事件で
二度被害にあうといわれているのを知らんのかね?
(事件で、そして裁判で・・傷は二倍になるのだ!)
まあ、それ以外は簡易裁判の下りとかが、
そこはかないダルダルさで面白かった。
留守宅に3ヶ月住んでた女性とか、デパートの万引き犯とか、
コンビニで年賀状を泥棒したおっさん(でも前科15犯)とか・・
速攻で弁護人質問を終了した、推定70歳弁護士とか(笑)
うむ・・・・・人生色々、犯罪も色々だな(^_^;)
文集文庫 ¥660
特に犯罪意識の低下ときたら凄まじいと思う。
小・中学生が些細な事で、本当に簡単に人を殺しちゃう・・
何でそんな事で「人を殺せる」のか!?
しかもその理由が、まこと自己チュウで身勝手極まりないの!
事件が起きる毎、犯人をこんな人間に育てた親の顔が
見たいと思うんだけどさ。
でもこの本の分析読んだら、なんか理解できた気がするよ・・
・・・・・ようは 「親」 の問題だったんだよな。
日本の「親子」は、心理的距離が遠い。
関係が希薄で、モラルの伝達がされていない。
日本の親が気にかけるのは「道徳」や「思いやり」や「我慢」と
いった情緒的なものではなく、「勉強」だけ(これだけが高い%を
だしている)・・・・このデータ結果が総てを物語っていませんか?
少し前の小町(読売オンライン)のトピで、
「父親(商店主)が通学路の子供に挨拶したら、先生に
怒られた。 最近の学校は知らない人に挨拶されたら逃げろと
指導しているらしい・・・」というのがあって、レスの反応も
「子供の安全の為には当然」というのと、
「それはおかしい」というのに二分されてて興味深かかった・・
私もちろん、挨拶すら出来ない社会は異常だと思うが、
擁護派の親はとにかく「自分の子供さえよければいい、
そういう時代なんだからしょうがない」という考えのレスが多くて
うんざりしましたあげく「何かあったら貴方が責任をとって
くれるのか?」・・・・・・まさしく自己中・・・(呆
「集団主義ではなくなってきて、個人主義も中途半端だと
したら、アイデンティティはどこに求めるのだろうか?」
・・・・この一文に総てが要約されている気がします。
毎日新聞社 ¥1680
謎を追って、彼等は事件の調査に乗り出した!・・牧草を
食みつつ・・・という世にも珍しい、羊の探偵物
ちなみに舞台はアイルランドの片田舎・・・
主人公が羊さんたちだけに、出てくんのも牧草地と村だけ(笑)
(羊だけに草食ってる時間が長いの)
でも舞台はのどかでも、人間関係の方はド~ロドロだ
(田舎は人間関係が複雑なもんだ・・)
羊って、もこもこのふかふか・・・で大人しい感じだけど、
頭いいのかな?
よく知らない・・・・あんま見た事無いし(-_-;)
あの「なんも考えてません(゚-゚)」みたいなとぼけた顔の下で、
人間並実に実は色々(怖い)考えを巡らせているんだとしたら、
ちょっと怖い・・・・かな?
そういえば佐々木倫子の「動物のお医者さん」に
牧場実習の回で、ハムテルがプルプルにチョキのマークを
付けられてましたが・・・・ジョージも「チョキ」マークだったのか・・・
ちょっと気になるところです。
主人公羊がマープルならぬメイプルだったり、
食いしん坊で記憶に優れた羊がいたり(ポアロ?)、
刑事の名前がホームズだったり(ちょっと気の毒w)、
ミステリー好きには、にんまりなネーミングが楽しいです
早川書房 ¥1785
好きなもの→ジャンクフード・睡眠・散らかす事
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