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今日読んだ本の感想を、書いていくだけのブログです。
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何となくタイトルに惹かれて読んでみました。
ヒットラーに娘がいたのかな?って。
オーストラリアの児童文学なんですね・・これ。

何かおこるわけじゃないんです。
ただスクールバスを待つ間、友達のアンナの「お話」を聞くだけ
・・・・の話なんですが、物凄く引き込まれちゃうんですよ!
何だか雨の待合所で、皆と一緒にアンナのお話を聞いてる、
5人目の子供になったような気分・・・・・・
マークじゃないけど「早く続きを話してよ!」って感じ。

 もし自分の親がヒットラーみたいな極悪人だったら?
 自分には親を止める事が出来るだろうか?
 自分も親のような人間になるんんだろうか?

アンナの「お話」から、今まで考えた事の無かった疑問を
持つマーク・・・でも先生や両親はそんなマークの質問に、
戸惑ったり苛立ったりするだけ・・・
そりゃ大人だって、何もかも知ってるわけじゃないし、
何にでも答えられる訳でもないんだが、マークの両親ももう少し
マークの考えを聞いてやればいいのになあ・・・って思った。
(でもまあ親なんてそんなもんだよな・・・・・

結局「ヒットラーの娘」は、何も知らされずに一人戦火の中に
残された後、名前を変えて生きていってアンナの「お話」は
お終いなのですが・・・・
「だから孫娘に話したのよ」
・・・たった1度だけ。今日みたいな雨の日に・・・

味わい深いラストでした。

    追記 北見葉胡さんのカバーイラストも素敵です。

     すずき出版  ¥1470

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