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今日読んだ本の感想を、書いていくだけのブログです。
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~「愛される」より「愛する」人に~の副題が示す
通り、<女性論>から見た「教育書」です。

単行本の初版は昭和61年だけど、初出版は
その7年前なので、ざっと30年前・・・・
しかし内容的には全然色褪せておりません。

実際世の中の価値観・ライフスタイルは
30年の間に激的に変化したよう見えるのに
根っこの意識(例えば男尊女卑とか)は
殆ど変わっていないと思います(・_・)

今だ「お嫁に行く」「嫁を貰う」という言葉が
生きていて、どれ程核家族化が進んでも、
「家」の後継ぎ問題は綿々と続いています・・

むしろ少子化が進み、かえって問題の根が深く
なったかも知れません。

人間は本来ダブルスタンダードな生き物なので
無理はありません。

しかしどこかでこの連鎖を断ち切らないと、
いつまでたっても問題は解決しないのです。

伝統的な価値観(「男は仕事、女は家庭」等)は
家庭において、4歳児で既に刷り込まれ済・・
というデータがあります。

結局子供に価値観を刷り込んでいるのは両親、
特に「母親」(無意識にしろ)だという事・・

この先の時代の子供達が、
「自分自身を生き幸福になる」為にはまず、
母親達がその連鎖を断ち切らねばならないと
本当に思いますね・・・

    
      公文社文庫   ¥399









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粋な萩原屋のご隠居(趣味:人型ロボット製作)
シリーズの9巻目です。

今回の舞台は京都。

古い友人を訪ねてきたご隠居一家ですが、
友人vs長男親子の確執やら、やんごとなき御方
からの気球依頼騒動やら、問題続出・・・

ん~ご隠居ってばGJ!(^^)
古い友人に、時折みせる優しさがいいw
 「いや・・・ここに二人でいましょう・・・静かに」
なんて、しみじみ泣けるお人だお・・・・(T_T)


さて今回いつにも増して、
「明治」という新しい時代の息吹を感じるのは、
川津源蔵・梅治郎親子に実在のモデルがいる
せいかも知れませぬ。

 島津源蔵(島津製作所初代)
 島津梅治郎(2代目源蔵)。

明治11年 国内初の軽気球実験成功
明治29年 国内初のレントゲン撮影成功・・
まさに時代の寵児だった二人の技術者・・
おお・・・・まさしくプロジェクトX!

ちなみに本編中、梅治郎が「光に透けて
人体の中が見える機械」を思いついて発奮して
いましたが、今じゃ常識な事も物も、最初は
ワンアイデアからだったんだなあ・・・・(・_・)

島津梅治郎がレントゲン機第1号を作ったのは、
何とレントゲン博士がX線を発見してからわずか
11ヶ月後の事だったらしいデス。
・・・まさしく天才!

ちなみに作品中に出てくる顕微鏡等は、
「島津製作所」の記念館でググると見られます。
本作品とリンクしてみると感慨深いです・・
お勧めデス!
   
     
        新書館   ¥530





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これはエンデの「はてしない物語」の世界を、
エンデの次世代の作家達が引き継いで、
再び始まるファンタージェンの物語・・・(・_・)

・・・ちょっと感動(照

「はてしない物語」は好きでも嫌いでもないけど、
こんな風に時代を超えて、自分の世界観を
伝えていってくれる人達がいるなんて、
エンデも喜んでるんじゃないかなあ・・・

ラルフ・イーザウのこの巻では、
バスチアンが逃げ込んだ古本屋の老店主の、
若い頃の冒険談と、本が出来た経緯、
<ファンタージェン>との係わり合いなどが
語られています。

  どんなに目をこらしても、
  「はてしない物語」は
  一字も読めなかった。
  しかし、その本はしかるべき時に
  読者を見いだすだろう・・・・

たとえ「虚無」が幾度襲い来ようとも、
人の子に「心の物語」があれば、
<ファンタージェン>は何度でも
新たに作り直される―

イーザウは不穏なナチ政権時代と、
虚無にのみ込まれるファンタージェンの世界を
見事にシンクロさせて、
どんな世界になろうとも救うべき道はあるのだと、
この作品で訴えているように思います(゚-゚)・・

 追記 同シリーズで、ターニャ・キンケルの
   「愚者の王」も面白いのでお勧めですよ♪


     ソフトバンククリエ ¥1890






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先日本の整理をしましたら、行方不明だった
全20巻が出てまいりましたwwww!

懐かしさに晩御飯忘れて一気読み(^^ゞ

それにしてもこんなラストだったんだなあ・・(゚.゚)
・・・全然覚えておりませんがなw
(結局、魔物タンも救われたって事でOK??)

私は1巻で、源造と恵が逃げ回ってる時、
源造が恵に惚れるキッカケになった、
生ゴミを被っても「ビクともしねー・・か・・」つう
シーンが好きだな

まさに「漢」の心意気・・・!
(この場合は「男」ではなく「漢」と表記すべし!)
 
「美少女」だからじゃないよ?
「喧嘩強く」て「可愛い」からでも無い。
この肝っ玉ゆえに恵は・・「女神」なのです!

最終巻、ブロックに乗って源造にチュする
恵テラカワユス~~
こりゃ源造、まじに一生頭が上がらんゾ(笑
  

・・と書きながら、実は「小生意気」では
美木が一番好きな私(^^ゞ

意地っ張りで、でも芯はとっても豪胆で、
取り合えず怒らせたら怖い人No1です(笑

しかし、「両親無し」「厳格な家風」「好きでもない
婚約者と結婚」等々・・・他キャラと比べると、
美木ひとりだけ何だかとっても薄倖でない!?
(坂月さんはいるけどさあ・・・・)

あの源造にだって愉快な姉チャンがいるっつう
のに・・・・・・・ちょっと可哀相

何となく小林とはいい感じのまま、
進展せずに話が終わっちゃったんですが、
あの後二人はどうなったんでしょうねえ・・・


      小学館   ¥409


















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―正化31年。

メディア良化法の名のもと、メディア良化委員会
によって蹂躙される本と図書館の自由を守る為、
公立図書館は独自の防衛隊を組織し、
委員会と果てなき武力抗争を続けていた・・・

・・って、バトルロワイアルな設定だなあ(笑

「図書館の自由が侵される時、我々は団結して
あくまで自由を守る。」って宣言がいいね

もし現実にこんな事態になったら、
自分もやっぱり本を守る側になりたいし、
戦闘は死ぬ程怖いけど守る為に闘う
市民の一人に必ずなりたいと思うの(`・・´)

人間が存在する限り思想の違いは起こるし、
争いが起こるのは避けられないかも知れない。

でも国家権力の名の元に思想を弾圧し、
抹殺するなんて許してはいけない事だから・・

(んでも日本人って日和見民族だから
実際なったらちょっと怪しいかな~?
何せ「鬼畜米」→「ギブミチョコ」の世界・・)

さて主人公の笹原郁は、
恩人の図書館員(王子様)に憧れて
防衛隊員になった熱血単純戦闘大女・・・
上官でもタメ口の凄い奴(笑

まあその上司(熱血ちび鬼教官)ってのが、
*☆◎だというお約束の展開なんだけど・・

何だか二人とも超不器用で、
おずおずと感情の距離が縮まっていく様子は
微笑ましい様な、じれったい様な・・・・

つか・・・じれったい他人の恋路とは、
傍で見ている方が照れくさいよなあ・・・

ところで二人を見守ってる脇キャラの
面々達もいいよね^^

優しいようで超リアリストな小牧とか、
美人で有能、そしてツンデレな柴崎とか、
優秀だが何だかピントはずれ?の手塚とか・・

ああ後、強面の玄田さんも好きだwwww!
図書館員という名が似合わない人No1(笑・・

どうやら続刊が出ているようなので、
楽しみ楽しみです・・・・

      
       メディアワークス  ¥1680









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オーストラリアの作家による、古代中国が舞台の
ファンタジーです

「雪の離宮で飼い殺しされていた、
最後の誇り高き龍・ダンザ」

「奴隷として売られ、歳も名前すら知らず、
鼠だけを友とする孤独な少女・ピン」

皇帝と冷酷な龍狩りの手を逃れ、龍と少女が
海を目指して旅を始める・・・というお話。

出てくる街や人々の暮らしが本当に生き生き
描かれています。

作者は書くにあたって綿密な調査をしたそう・・
船旅の話、市場の描写など、何だか一緒に
旅をしたような気分

「名前をくれて、ありがとう」
ダンザに親のくれた名前を教えられ、少女は
自分もやっとひとつ、名を持てた・・と涙する。

名前ってアイディンティティの源なんだね。
少女は名を得て、奴隷に甘んじた人生から
初めて自由への一歩を踏み出す・・・うむ。

王道ですが・・・
ホントこの手の話に弱いの、私(笑

成り行きで旅を始めた二人?だったけど、
過酷な旅の内にいつの間にかピンは成長し、
ダンザは生涯の護り人を得て、
未来への希望をピンにたくして去って行きます。

開けた海に向かって、
両手を広げて風を受け止めた時のような、
開放感のあるラストが素敵です

   
       金の星社  ¥2310





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落ちバレあり。読んでない者見るべからず!


・・「悲鳴で始まり、悲鳴で終わる物語」・・

まさしく、その通りの物語。
気の弱いヒト、血に弱いヒト、爽やかな読後を
求めるヒトは読まぬが吉ぞよ・・・・

私は少女が主人公の冒険ファンタジー系が
好きで、これもRPG並のパーティの面々が、
デモナータの悪魔達と戦いつつ封印を目指す・・
つう流れで読んでいたんですがああああ

オイオイ、パーティ全滅しちゃったよ・・(-_-;)

 戦士4人
 魔法使い2人
 鍛冶屋1人
 謎の少年(物語の鍵役)1人

・・RPGだと最強のメンバー構成なんだがなw

しかも主人公の死の叫びで幕とはwwwworz
喰われながら死ぬなんて、考えただけで・・・
超厭な死に方No1だと思う(T_T)

子供が読んだらトラウマになりそうだが、読者
には12歳とか14歳とかが多いのね・・(汗

うむ・・「怖くて面白い」のは確かなんだが
いかんせん救われなさ杉wwww!

出来れば主人公位は救ってやって下さい
Mrダレン・・・

  
        小学館   ¥1575


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取り合えず熱いオタクの本

本屋で見掛けて速攻買いしてきました
ケチな私にしては珍しい散財デス(笑

ネット問題とか、ネットコミュに興味があるので
その関連でもとても面白かった(゚-゚)

「オタクの老後問題」というのは、まさしく我々、
無視出来ない世代なので興味深いね!
ネットと本屋で老後の楽しみかあ・・・
(今と変わらん気もするが

死ぬ間際に「さっきの所まで送信ボタンを押して
おけばやかったあwwww」って・・・・
超有りそうで笑えるw

さて・・・
さくさく対談は進みますが、兎に角「濃い」!
「萌えって何よ?」みたいな一般人には
多分途中から意味不明になってると思われw

ちなみに解り易い「オタク文化」の一例がコレ!
            
 中心5%(イノベーダ-)=水木しげる
 伝導者15%(オピニオンリーダー)
                =京極夏彦
 その周り80%=一般人

・・・・非常に解り易い例えですね(笑

あと腐女子論の中で、“女性の場合はどんなに
頑張っても「・・・でもブスじゃん」で全てが否定
されてしまう”という一文は・・・・・痛いなァ

     
           創出版   ¥1575







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久し振りに1日かけて読破しましたあw
やっぱりパレッキ-は面白い

V・lは性格的に好きなんだよね。
気負わず、しかもタフ。
(精神的にも体力的にも)
熱いハートと理論的な考え方の持ち主・・

「気負わない」
「見返りを求めず他人の為に行動する」
言葉でなく、実行するのは物凄く難しい事だ。

彼女はさらりと行動してるけど、
実際同じ様な立場に立ったら、きっと誰も
彼女みたいには行動出来ないと思う・・

今回はサウス・サイドの「貧困」という現実が
物語の中核にあるので、
貧乏人の私には人事とは思えません(涙

子供の為に仕事が欲しい母親。
子供の医療費の為に犯罪に走る父親。
子供の気持ち、親の気持ち・・
何だか「家族」って切ないなあ・・・

壊れそうな「家族」の為に奔走するV・lは、
今回も怪我を負ってしまいますが、
それでも真実を求めて
事件の渦中に飛び込んでいきます。

凄い精神力の女性ですよね・・(゚-゚)

後書きにもありますが、恋人の女友達に嫉妬
している自分を認めたり、V・lも年とともに
本当に丸くなったなあ(笑
昔なら多分速攻で別れてたよw

ラスト、富豪一族を相手に勝利を勝ち取った
V・lに拍手www!

こんな生き方が出来たらいいな-と
実は密かに憧れております^^;

      早川書房  ¥2310










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「若いOL向け」みたいな人生本です。

内容は
「60点しか取れない」ではなく「60点は取って
いる」と考える事・・とか、
「減点主義」でなく「加点主義」になろう!とか、

まあ割りと普通な内容なんですが

ランチタイム症候群についてとか、
なぜかだめ男に好かれる人・・とか、
ちょっと女性紙の「特集」記事みたいな感じw

語り口がソフトだから、あんまり本読まない
人にもすんなり読めるのではないかしら?

昨今のお笑いブームの背景についてで・・

「コミュニケーション下手で、<楽しい>という
感情を自分では表現出来ないので、お笑い
タレントの大袈裟なアクションを見る事で、
感情表現の代償している」という個所には・・

ちょっと耳が痛いかもね(苦笑

「なんか人と比べて私、いつも運が悪い・・
とある日感じてしまったら、
ぜひ一読をお勧め致しますよ

      青春出版社    ¥1218








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プロフィール
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性別:
女性
趣味:
ものぐさなので楽に生きるのが趣味・・・
自己紹介:
嫌いなもの→人ごみ・虫・鶏肉・掃除と整理整頓
好きなもの→ジャンクフード・睡眠・散らかす事
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