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今日読んだ本の感想を、書いていくだけのブログです。
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小学校の図書室の隅、
時間を忘れて夢中で読んだ本を
懐かしく思い出させてくれる・・それが「ガンプ」

真夜中のロンドン・キングスクロス駅。

9年に一度、9日間しか開かない
異世界からの扉を抜けてきたのは、
9年前にさらわれた王子を取り戻す為、
魔法の島から使わされた、
年寄りの魔法使い、一つ目巨人、妖精、
そして小さなハグだった・・というお話です

現代の話なのに、幽霊や神話の世界と全く
違和感なく融合したストーリィが素晴らしい!

主人公はハグ(恐ろしい姿の魔女)なのに、
普通の姿で生まれて両親をがっかりさせたと
思ってる女の子、オッジ。

この子がほんとにいいんですよ・・・!!

なんだって一人でやってのける。
勇敢で、泣き言を言わない。

本当は寂しかったり怖かったりするのに、
自分は「ハグ」だと、自分を奮いたたせて
困難に立ち向かっていく女の子・・・

一人とぼとぼ夜の町を舞い戻っていく姿は、
健気すぎて、胸が締め付けられる程です。

島の仲間も、幽霊たちも、
皆、優しくて好きだなあ!(一部除くw)
こんな幽霊達なら大歓迎かも(笑

久し振りに実に児童書らしいファンタジーを
読めて、大変満足でした

 ※ちなみに「後書き」にもありますが、
 魔法使い・孤児の少年・キングスクロス駅・
 太っちょの坊ちゃん・幽霊・・・等々
 ハリー・ポッターとかなり似た所がありますが、
 「ガンプ」の方が先らしいですw

       偕成社   ¥1470











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最近、私のプチ・ブームは、
「お江戸」です

これは杉浦さんと、宮部みゆきさん・
北方謙三さんなどが、お江戸の風俗について
対談したのをまとめた本です^^

お江戸スキーには堪らない一冊

七章の「半七がたたずんだ町」が面白い。

捕物帳は小説もドラマも好きな方だけど、
あれも史実とは大分違っていたんだなあ・・・

銭形平次の投げた寛永通宝ってへらへらで、
ヌンチャクみたくまとめて投げないと
痛くないらしい・・・平次拾わないと大変(笑

十手ってすごく重いもので、本当は
逃走する相手に投げつける物だとか(゚o゚)
頭に当たったら頭蓋骨陥没らしいです

テレビじゃ軽そうに持ってるもんねえ・・(笑

「辻斬り」も、「晒し首」も、めったになかった。
今の時代よりも、ひょっとして平和では?

町全体が一つの家みたいな共同体で、
家庭にいろいろな機能を持ち込まず、住民で
共用出来る機能(銭湯とか)は共用するという
町暮らしの知恵が発達していた・・・

いいですね・・・!江戸暮らし

       PHP  ¥1550

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歴史物は大好きです^^

この本には、古今東西・歴史上の
(実在の人物から神話の人物まで)36人の
有名な女性達のお話が収められています。

一人一人の章は短いので、
とても読みやすいと思いますよ

悲劇の王妃マリー・アントワネットの章では、
「彼女はやっぱり始めから終わりまで、
 ごく平凡な女だったのではないだろうか」と
永井さんは書いているんだけど、私もそんな
気がしてなりません・・・

普通に唯の貴族の娘だったら、
世間知らずで無思慮な奥方というだけで、
断頭台に登る事は無かったでしょうにね・・・

性格は似てるのに彼女の対極にいるのが、
モーツァルトの悪妻コンスタンツェ

こちらも同じく「浪費家な奥さん」ながら、
旦那から熱烈ラブな曲(アリア)を贈られたり、
貧乏でもめちゃくちゃ愛されていたんですね

あとメアリ・リンカーン(大統領の奥さん)が
病的なヒステリー持ちで、
大統領の根強い忍耐力はそれから培われた・・
とか、いろんな小ネタ満載で面白いです^^

     文集文庫  ¥340






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霧の夜に現れた中世の騎士・・
雪の降りしきる異国への旅・・
暗い森を追手から逃げる若い恋人達・・

う~ん・・この作品を漫画化するなら、
是非、萩尾望都さんにお願いしたいな!!
(西の地平東の永遠?みたいな感じで

ちなみに主人公は
12歳の男の子アレックスと、
仲良しの姉、16歳のセシリア。

霧の夜に現れた、謎めいた騎士ロバートを
助けるべく、海のかなたの国へと乗り込んだが
・・・という冒険ファンタジーです


ダイアナの初期の作品(デビュー前)なので
多少展開にはしょりがあるけど、
実にダイアナらしい、ロマンチックな作品に
仕上がっていると思います


それにダイアナ作品の女の子達は、
意地悪さんも、お転婆さんも、皆皆魅力的w


大好きなアレックスに、どうしても横柄な態度を
とってしまうスザンナ(可愛い~~
大好きな彼と最後まで共にしようとする、
自分に正直なセシリア・・(泣かせるw)


ラスト、家を捨て彼の元へと
凛として旅だっていくセシリアが素敵ですよ
(ちなみに親との関係がクールなところも、
 ダイアナの特徴の一つです)

      徳間書店  ¥1575





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7番目の息子の父の、
7番目の息子であるトムが弟子入りしたのは、
幽霊や魔女から人々を守る「魔使い」だった・・
というファンタジー物

魔「法」使いじゃないよ~
「魔使い」です・・最初私も読み間違ってました

「魔使い」とは、
「魔法使い」みたいに派手な呪文を使うのでなく、
自らの経験、そして
先人の知恵、「塩」と「鉄」といった道具で
地道に魔を封じる「職人」の事です。

孤独な仕事なんですが、
あつあつの美味しい料理を作る魔使いのボガ-ト
(精霊)、本ぎっしりの図書室、隠れ家みたいな
魔使いの「冬の家」はとっても魅力的・・

料理を誉められて、喉をならすボガ-トなんて
可愛いいではないですかあ~!
ああ・・うちにも1匹欲しい・・・^^;

あと敵方なんだけど、
憎みきれないアリスの存在がいい。
自分の血でケーキを作ってなんて
悲しすぎるよなあ・・

シリーズ物のようなので、次が楽しみです^^

     東京創元社  ¥1990

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桜吹雪の表紙絵がタイムリーで、
つい読みふけってしまった第1巻・・・


・・・学ランとセーラー服の集団が眩しいなあ(笑


中学のクラスって、大体あんな感じだったよなぁ・・
男子はおちゃらけて暴れてばっかりいてさ(^^;)
ほんと精神年齢低いったら(笑・・

ナオヤってほんとリアルでいそうな男の子だな~
ちっちゃいけどスポーツマンで、ちょっと無神経だけど
素直ないい奴・・みたいな感じ^^

私は何気にえんちゃんが<お気に>なんですが、
鷹揚にみえて、案外と好みがうるさそうなので、
えんちゃんの彼女になる人は、大変かもw

     白泉社  ¥379














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よ~やく読めました^^
(買いにいったら品切れ中だった・・)

ケルティック・スパイラル編完結
今巻は、あんな少佐やこんな少佐が見られて
狂気狂乱でした!(ロレンスと変わんないや

ヒゲ・・・・・・・・似合うなあ
普段の顔より好きかも
ごろつき少佐とおばさんな伯爵+うらぶれたQで、
このトリオはいろんな意味で業界最強ですね!!
(伝説のテロリストも捕まえたし・・)

今回はD君の黒メガネ姿も見られて、にほほ
格好いいなあ・・・D君(単なる好みです)
はりぼて石の上で呼ばわるドルイド少佐も素敵

しかしルコック君、メイクまでやるんですね・・
あの少佐の顔面10cmまで接近してますが、
伯爵が見たら嫉妬の嵐で大変ですよ(笑

少佐に「さすがプロだな」と言わしめたルコック君・・
実は今編最大の大物だったのかも?
また出てくれると嬉しいんだけどな

     秋田書店   ¥409

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数学の解りやすい解説本です。

私は暗算が全く駄目なんですが(パニクリます!)
数学とか方程式は何故か好きです・・・

      a(b+c)=ab+ac

この分配の法則は、どんな数字を当てはめても
ちゃんと証明されるので、やっているとウフフフ・・・と
なってしまいますね・・・(変ですか?

犯人bを推理するのも面白いですよ
方程式を解くとは、未知数(犯人)を捜す行為・・
数学は、推理小説に似ている・・とはまことに名言。

2章の「数はなにを意味しているの」が面白いです。
「幾何学」が古代エジプトの土木工事から生まれた
のは、とても納得できる理由ですね・・・

「ほとんどの図形は三角形に分割できる」
・・・世界の基本は三角形だった・・・・・!

これは確かにロマンチックだと思います・・・・

      ナツメ社  ¥1365


 


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四肢麻痺の科学捜査官、リンカーン・ライムシリーズの
6作目です。 TVの「FBI科学捜査ファイル」とか好きな
人には超お勧めなシリーズ! 面白いです

しかも今回ライムが遭遇する被害者は、解放奴隷の
祖先を調べようとしている、利発な16歳の黒人少女。
ティンエンジャーを前に途方に暮れるライム・・・彼が
慰め役になるなんて中々無い事ですねェ(笑

今回も積み上げられていく膨大な証拠分析から、
絡み合った真実をライムとそのチームが、紐解いて
いきます。 科学分析ってほんとに面白い!

作中でもデータベースが大活躍してますね。
先人達の(もちろんライムも)知識と弛まない努力が
それを作り上げているわけで・・・ちょっと感動します。


果たしてジェニ-ヴァが狙われる真の理由とは?
逆さ吊りされた12番目のカードの意味は?

最後まで畳み掛けるような話の流れは素晴らしい!
思わず口元に笑みが残るラストを堪能下さい。

     
     文藝春秋   ¥2199     




 

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凄い笑えました!
めちゃくちゃ面白かったですよ!
小説本で大爆笑したのは、久し振りです・・・

これは第弐部なんですよね。
壱部も読んだんですが、やっぱり「三国志」の
肝はやっぱり「先生」「殿」・・・の
ラブラブぶりにあり!

今巻は特に「変質者」孔明の変態“ぐんしー”
ぶりと、超自己チュ-な劉備に翻弄される
劉備軍団、及び一般民衆(+曹軍)が、
一番の見所といえましょうw

劉琦の人生相談に、エヴァで答える孔明にも
爆笑w(しかも答えに見事ハマってます!・・
素晴らしい)後、じっちゃんの名にかけて!
ってのもあったな(笑

でも個人的に今巻の【キュート萌え大賞】は、
戦利品として手に入れた文武諸官を前に、
目尻さがりっぱなしの、人材オタク(病気)の
曹操タンですね
うふふふ・・なんて身悶えちゃって可愛いww
(その割にはあっさり殺すけど

殺戮マシーンとヤクザと変わり者しか
出てこない酒見三国志・・・
ある意味江森三国志より、
さぶ度が高いぞ(笑)

「三国志」をより楽しめる、お勧めの一冊です

       文藝春秋   ¥1890






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性別:
女性
趣味:
ものぐさなので楽に生きるのが趣味・・・
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嫌いなもの→人ごみ・虫・鶏肉・掃除と整理整頓
好きなもの→ジャンクフード・睡眠・散らかす事
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