忍者ブログ
今日読んだ本の感想を、書いていくだけのブログです。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

以前ごく普通の推理物だと思って何気に読んでいたら、
突然主人公がゲイだったと発覚して、
思わず茶をふいてしまった事があります。
それが「所轄刑事・麻生竜太郎」という作品で、「私立探偵~」は
その主人公が刑事を辞めて探偵になった後のお話。

もうね、ラストがいいんですよ!これ。
久々にBLらしいBL・・・というか萌えるCPだなあ!
正義感溢れる探偵と美貌のヤクザですもの。
王道かしら?
でも直接的なHシーンなんて全然ないのに、
この二人の関係はエロくて甘くてとっても切ないんだ・・・

カテゴリー的には「探偵小説」ですよね。
ただ主人公がゲイだっていうだけ。
でもやっぱりゲイの探偵小説は日本じゃ珍しい。
ちなみにヤクザの山内のイメージなんですけど、
個人的にはBからZのボーカルの人が頭に浮かんで
仕方ありませんでしたw


     角川書店  ¥1800

拍手

PR

映画化されたそうなので、本になった方を読んでみました。


「電車男」の二番煎じ(2ちゃんスレ→祭り→まとめブログ→
書籍化・映画化)的作品だけど、内容が恋愛でなく仕事問題なので、
「電車男」よりファンタジーさに欠け、胡散臭さが大幅UPしてます(笑)

最初の方は登場人物のキャラとか人間関係とか、
かなり引き込まれる設定で面白かったんだけど、
藤田神が妙に型に嵌った「イイ人」になった辺りから、
やっぱりリアル感に欠け失速するんですよね・・・・む、無念。

まさしく「こんな出来る男がこんな会社にいるはずNEEEEE!」的状況。
いっその事、元カノの話とかラストのオチまでさっぱり削って、
タイトル通りだったら潔かったのにと思います。
(スレ主はアレだが、スレ住人の書き込みの方はかなり面白いので)     


       新潮社  ¥1400

拍手

作者の名前をよく見ないで借りてきて、
読み終わってあさのさんだと気付いた短編集。
家族小説?からSF・ファンタジーまで、6作品入ってますが、
読後感の気持ち良さは流石だと思いました。

何が起こるわけでもない、ただ新しい年が開けるだけなのに、
心がほんわかとなる「謹賀新年」。
人間社会と密かに共存して暮す狐達の話「孫の恋愛」がお気に入り。
「がんじっこ」のシゲばあさんもそうなんだけど、
年老いて尚、闘い続けるばあちゃんというのは格好いいもんです。

あとちょっと一昔前の「HNK少年ドラマシリーズ」みたいな、
「この太陽の傍らで」も、昔ハヤカワのSF文庫を読み漁っていた
人間には懐かしくてたまらない感じです。
あさのさんの「バッテリー」は読んだ事ありませんが、
「NO6」シリーズは好きですね。

        文藝春秋 ¥1260



拍手

―正化31年。

メディア良化法の名のもと、メディア良化委員会
によって蹂躙される本と図書館の自由を守る為、
公立図書館は独自の防衛隊を組織し、
委員会と果てなき武力抗争を続けていた・・・

・・って、バトルロワイアルな設定だなあ(笑

「図書館の自由が侵される時、我々は団結して
あくまで自由を守る。」って宣言がいいね

もし現実にこんな事態になったら、
自分もやっぱり本を守る側になりたいし、
戦闘は死ぬ程怖いけど守る為に闘う
市民の一人に必ずなりたいと思うの(`・・´)

人間が存在する限り思想の違いは起こるし、
争いが起こるのは避けられないかも知れない。

でも国家権力の名の元に思想を弾圧し、
抹殺するなんて許してはいけない事だから・・

(んでも日本人って日和見民族だから
実際なったらちょっと怪しいかな~?
何せ「鬼畜米」→「ギブミチョコ」の世界・・)

さて主人公の笹原郁は、
恩人の図書館員(王子様)に憧れて
防衛隊員になった熱血単純戦闘大女・・・
上官でもタメ口の凄い奴(笑

まあその上司(熱血ちび鬼教官)ってのが、
*☆◎だというお約束の展開なんだけど・・

何だか二人とも超不器用で、
おずおずと感情の距離が縮まっていく様子は
微笑ましい様な、じれったい様な・・・・

つか・・・じれったい他人の恋路とは、
傍で見ている方が照れくさいよなあ・・・

ところで二人を見守ってる脇キャラの
面々達もいいよね^^

優しいようで超リアリストな小牧とか、
美人で有能、そしてツンデレな柴崎とか、
優秀だが何だかピントはずれ?の手塚とか・・

ああ後、強面の玄田さんも好きだwwww!
図書館員という名が似合わない人No1(笑・・

どうやら続刊が出ているようなので、
楽しみ楽しみです・・・・

      
       メディアワークス  ¥1680









拍手

歴史物は大好きです^^

この本には、古今東西・歴史上の
(実在の人物から神話の人物まで)36人の
有名な女性達のお話が収められています。

一人一人の章は短いので、
とても読みやすいと思いますよ

悲劇の王妃マリー・アントワネットの章では、
「彼女はやっぱり始めから終わりまで、
 ごく平凡な女だったのではないだろうか」と
永井さんは書いているんだけど、私もそんな
気がしてなりません・・・

普通に唯の貴族の娘だったら、
世間知らずで無思慮な奥方というだけで、
断頭台に登る事は無かったでしょうにね・・・

性格は似てるのに彼女の対極にいるのが、
モーツァルトの悪妻コンスタンツェ

こちらも同じく「浪費家な奥さん」ながら、
旦那から熱烈ラブな曲(アリア)を贈られたり、
貧乏でもめちゃくちゃ愛されていたんですね

あとメアリ・リンカーン(大統領の奥さん)が
病的なヒステリー持ちで、
大統領の根強い忍耐力はそれから培われた・・
とか、いろんな小ネタ満載で面白いです^^

     文集文庫  ¥340






拍手

凄い笑えました!
めちゃくちゃ面白かったですよ!
小説本で大爆笑したのは、久し振りです・・・

これは第弐部なんですよね。
壱部も読んだんですが、やっぱり「三国志」の
肝はやっぱり「先生」「殿」・・・の
ラブラブぶりにあり!

今巻は特に「変質者」孔明の変態“ぐんしー”
ぶりと、超自己チュ-な劉備に翻弄される
劉備軍団、及び一般民衆(+曹軍)が、
一番の見所といえましょうw

劉琦の人生相談に、エヴァで答える孔明にも
爆笑w(しかも答えに見事ハマってます!・・
素晴らしい)後、じっちゃんの名にかけて!
ってのもあったな(笑

でも個人的に今巻の【キュート萌え大賞】は、
戦利品として手に入れた文武諸官を前に、
目尻さがりっぱなしの、人材オタク(病気)の
曹操タンですね
うふふふ・・なんて身悶えちゃって可愛いww
(その割にはあっさり殺すけど

殺戮マシーンとヤクザと変わり者しか
出てこない酒見三国志・・・
ある意味江森三国志より、
さぶ度が高いぞ(笑)

「三国志」をより楽しめる、お勧めの一冊です

       文藝春秋   ¥1890






拍手

    腐女子的感想、及びネタバレ含みます。

相変らずの「御手洗石岡」バカップルにほのぼの・・
フィンランドの湖は素敵そうだね、御手洗。
最初から二人で行く事前提なんだね・・・御手洗w


話の2/3は、野球小僧竹谷君の手記ですが、
何だか武智君に対する思いが、801じゃねーのか?と
穿ってしまう私は心が汚れているのでしょうか??(笑
しかも武智君は「イチロー」にイメージ(口調とか)そっくりだしw


生石灰って水で発熱するんですね・・事故例がありました。
んーでも屋上で鍵が掛かった半密室なら、原因は外部から
飛んできたと考えるのが一番理にかなってませんか?


となると、隣のビルの屋上が普通に怪しいし、
生石灰の事は社員が思い出せば、生石灰+花瓶の水=で
消防署にはすぐ解っちゃう気がするんだけどなw
竹谷君も何気に目撃者がいると思うしねえ・・(^_^;)

            原書房  ¥1575


拍手

       ネタバレを含みます、注意

北海道の一地方都市で、異常な殺人事件が連続発生!
折りしも数キロ離れた廃村では、特殊部隊の主人公と、
郷土史クラブの中学生たちが、野犬と狂犬病に罹病した
感染者たちに襲われ、校舎に立て篭もっていた・・
というパニック・サスペンス物。

話はサクサク進むし、出だしは緊張感があるんだけど、
やっぱり主人公が特殊部隊だと、対応が冷静すぎるなw
第一丸裸で四つん這いになり、奇声を発して襲ってくる
感染者(家族とか)って、リアルで想像すると
物凄く怖いと思うんだが、たいしたパニックも起こらず、
一般人が状況に適応し過ぎだと思う(笑)

後、原因ではあるんだけど、火事場泥棒の皆さんと、
特殊部隊との絡みはいらなかったような気がします。
(犯人も感染者&野犬の群れに襲わせるのが王道かと

    中央公論新社   ¥945








拍手

2ちゃんに家庭板に「農家の恥部」つう面白いスレがあって、
そこに農協の話題でこの本が出てたのw
それで久しぶりに(多分ン十年振り)読み返したんだけど・・

あはやっぱり筒井は面白いワ
特に「農協」っていう文字に「膿化脳」ってフィルターが
かかっちゃってるから・・・もう・・(^_^;)
(2ちゃんのスレを、真面目なJA職員の人が見たら憤死するかも
しれんなw  ああ・・でも見せてみたい


「日本以外全部沈没」「経理課長の放送」「「自殺悲願」も
面白いんだけど、「信仰性遅感症」がね・・・
どうしても志穂美悦子になっちゃうんだ、脳内変換が
彼女がシスター役の邦画があったような・・そのせいかな?
(まあどうでもいいんだけど、志穂美さんってまだ、長渕の
オクサーンなんでしょうかね・・・?)
しかし今読み返しても、ファーザー・・凄い椰子(笑)

         角川文庫  ¥470




拍手

前読んだ「霞っ子倶楽部」みたいな裁判傍聴記。

内容的には「霞」とほぼ一緒・・なんだけど、
著者が男性のライターなので、レイプ裁判関係で検察や
弁護人が、被害者にねちねち状況を証言させるのを
「傍聴男のニーズをよくわかってる」と書いたり、
(レイプの明細を聞くのが悲願って・・・・・・最低
「書くとどうって事ない感じ、実際レイプは未遂だし」とか、
(未遂ならいいのかよ?)始終男目線なのが不快だった。

さすがに幼女はありえんらしいが、
レイプ犯の気持ちはわかるらしい・・・レイプ被害者は事件で
二度被害にあうといわれているのを知らんのかね?
(事件で、そして裁判で・・傷は二倍になるのだ!)

まあ、それ以外は簡易裁判の下りとかが、
そこはかないダルダルさで面白かった。
留守宅に3ヶ月住んでた女性とか、デパートの万引き犯とか、
コンビニで年賀状を泥棒したおっさん(でも前科15犯)とか・・
速攻で弁護人質問を終了した、推定70歳弁護士とか(笑)
うむ・・・・・人生色々、犯罪も色々だな(^_^;)

    文集文庫   ¥660

拍手

プロフィール
HN:
性別:
女性
趣味:
ものぐさなので楽に生きるのが趣味・・・
自己紹介:
嫌いなもの→人ごみ・虫・鶏肉・掃除と整理整頓
好きなもの→ジャンクフード・睡眠・散らかす事
リンク
最新CM
ブログ内検索
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新TB
フリーエリア
バーコード
アーカイブ
アクセス解析
カウンター
Template and graphic by karyou
忍者ブログ [PR]