｢世紀末探偵倶楽部」 描いたヒト→四谷シモーヌ

　　　　・・・腐女子視線です。嫌いなヒト、注意！

さて・・・ホームズだｙワトソンだ
一般に、ルパン派かホームズ派か？ってあるけど、わたしは絶対！！
ホームズ派です＾＾しかも腐女子ですから・・・・ふふふ・・・

シモーヌさんのホームズは格好いいし、ワトソン君ピンチにみせる
涙/うろたえ/感情爆発は本当に「萌え」なんですが、
唯、ワトソン先生が・・・・・・・痩せている　んがあｗwwww

わたし的にはTVの影響で、ワトソン先生は小太りなもんで（笑）
２人共痩せてると何だか抱き合った時、ギスギスしね？
え―・・で、ワトソン受なもんで、そこがちょっとね
ホムズ受・・・・うむ、リバーシブルならいいけどな。←腐臭バリバリ！
小太りの中年男受！・・燃えなジャンルだわｗ（同志求む！）

原作の方の「三人ガリデブ」も萌えね＾＾
ワトソン君が撃たれた時の、ホームズのウロタエ振りや良し！
（そういえば昔、小説Juneにホームズのエロパロがのってたなあ・・・
作者失念、でもとても良質のホムズパロでしたよ）

ちなみに最初の話は、パリでホムズとルパンが 邂逅・・・
ホムズのノロケには、ルパムも形無しだぜっ

　　　　　　　　　　　　　　　　　太田出版　　￥９５０

 

「霞っ子クラブ～娘たちの裁判傍聴記」 書いたヒトたち→霞っ子クラブ

２ちゃんで「鬼畜」のように書かれていた霞っ子のブログ本（？）です。
図書館に入ってましたんで速攻で借りてきましたよ！＾＾


ぬとね、叩かれてる程「鬼畜」ではなかった・・・です、ハイ。
普通のヒトが、普通に傍聴に行っても、正直これ位の感想では？
あたしはかなり、笑えたんだけどな(＾＾;)
怒るべきところは、常識的に怒ってると思うし。
（ないところもあったがな）
裁判官もイロイロなんだな－とわかるし（いつか役立つかも）
傍聴面白そうじゃんとは、思いましたよ＾＾


ただ、・・・・萌えだか何だかしらんが、しばしば・・・
「お前・・・・・馬鹿だろ！？」
という言葉が浮かんではいたけどね。

しかし、面倒みてくれてた叔母さんを、暴力を振るって殺し、
そのくせ反省０！！の糞ニート：井上嘉久４１才は最悪（怒）
それなのに懲役１０年は軽すぎだよ！！
反省しない奴は死刑でいいよ　死刑上等！
ケロヨンは馬鹿すぎ
宗教がらみの犯罪者って、本当ロクでもないな！
岡村靖幸って・・・・・・・・・・・・・・・（苦笑）

　　　　　　　　新潮社　　￥１２００

「わたしのなかのあなた」 書いたヒト→ジョディ・ピコー

「白血病を患う姉のドナーとなるべく誕生したアナ。
　だが最後の手段【腎臓移植】を両親に強いられた時、
　アナはそれを拒み、弁護士を雇い訴訟を起こしたが・・・」という
紹介ページを読んで、下世話な興味で読んだんだけど・・・・・

・・・・・ラスト、哀し過ぎだよ・・・・・・

誰が悪いのでもなく、誰もが皆傷を負い、
皆苦しんで出口の見えない状況というのは、切ないね・・・
それが家族なら尚の事─

最後の雨が美しい・・
すべてを許し、すべてを浄化する。
お話は家族のその後で終わるけど、
それは実人生と一緒で
決して「めでたしめでたし」はやってこない。

だけど、救いもそこにある。
支えになる何かは何時だってそこにあるんだから・・・

　　　　　　　　　　早川書房　　￥１８００

「ダークホルムの闇の君」 書いたヒト→ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

ダイアナ・ウィン・ジョーンズは大好きな作家＾＾
世間的には「ハウルの動く城」の作家なんだろうな・・・
でも「魔女と暮らせば」とか「わたしが幽霊だった頃」とか、
他の魔法シリーズはもっと面白いよ

もしファンタジーの世界へいけるツアーがあったら、大枚出してでも行く？
これは行く方じゃなくて、迎えるファンタジー側の住人達のお話＾＾

「闇の君」ｌってのは、観光客に魔法や魔物や戦や危険な旅を、
日程通り体験させる魔法使いのツアコンなんだけどさｗ
無理矢理任命されちゃったお父ちゃん、本当にふんだりけったりだね！
龍には火傷させられ、奥さんには冷たくされちゃうし・・・(T_T)
（まあ、最後にはラブラブでよかったが）

でも人間＋グリフォンの７兄妹が、お父ちゃん助けて頑張る姿には
超ホロリとさせられるゾお父ちゃんの愛情もヒシヒシ感じた。
・・・・家族っていいね＾＾なんてちょっとオモタ。
ダイアナは細かい兄弟間の、心の揺らぎとか書くの上手すぎ！

ちなみにこれは図書館で借りた本だが、予約が入って催促の
電話がありました・・・同志ハケ-ン！(^o^)丿
速攻で返しましたぜｗ・・・ダイアナワールドを堪能してくれ！
見知らぬ同志よ！！
        追記・・もし漫画化されるなら、是非、遠藤淑子でお願い
　　　　　　　　したい！フインキとか、ぴったりだとオモ＾＾

　　　　　　　東京創元社　（上・下）　￥１８００

「イブの息子たち３」 描いたヒト→青池保子

青池保子は面白い！！
特にPART５と６は秀逸ナリ
今は青池といえばエロイカだけど、あたしが中坊の頃はこの
“イブの息子達”が大人気だったんだよｗ
あの時代に、この画力！このネタの濃さ！

・・・・・青池センセ―、まじ凄いです！！

何ってたって５のマホメットと、６の高杉晋作が超格好良し！
ヤマトタケルもだけど、黒髪のおじさんって（だって３人とも青年というには、
妙に年喰ってるもん＾＾；）・・・・・・・・・・・・・う煩悩
しかし、旗本退屈どてら男に、ダ・ビンチに、ヒトラーに、聖徳太子に、
ジークフリードに、あげくラドンまででる少女漫画が他にあるかね！？＾＾
しかも全員が変態（失礼）・・・・・・・ウフォッの楽園ｗｗｗｗ（笑）

あ！何気に女性軍忘れてたｗ
青池世界では女性は鬼門よ！
毒殺魔のマクベス夫人とか、レズのお蝶夫人とか、エリザベス１世とか、
首切りサロメとか、豪傑ばっかり出てくるな・・・・・

主人公３人の中では、昔はバージル姉さん(･･;)が好きだった。
今ではブッチギリ、ヒースがタイプだ！！
まさしく真の「いい漢」だなあ・・・・・・・・・ヒース。
仲間思いで実は繊細な神経の持ち主。
流石、巻が違うが太陽神アポロの心すら動かした漢！
あとジャスティンは・・・まあドウでもいいや（餓鬼だから＾＾）

あとイブ名物、ニジンスキーを忘れちゃいかんな
彼なくしてイブは成立せん！・・・けど私、未だに元ネタ知りません・・orz

　　　　　　　　　　　　　　　白泉社　￥６６０

｢ONE ＰＩＥＣＥ」 描いたヒト→尾田栄一郎

　　　　本誌ネタバレしてます。単行本買いで、知りたくないひと読むべからず。

最近になって本誌、怒涛の新事実ラッシュ！！Σ(･o･)オウッ！
何ですか尾田っち、ここにきて伏線回収＆まとめ作業かい！？

　ルフィの爺さん→海軍中将ガーブ（身内に懸賞首がいて立場上イイのか・・・？？？）
　　　　　　　　　　　青雉が世話になったのはこの人かい
　　　　　　　　　　　変わり者同士、相当気が合ったんだろうなあ・・・
　ルフィの親父→革命家ドラゴン（ただしルフィは父親を知らない模様）
　　　　　　　　　　　顔の怖い大男。この人の嫁っていったい・・・？^^;

１２巻１００話を見よう！　ドラゴンが嵐の中、逃げ去るルフィの影に向かい
「フフ・・・・いって来い！！それがお前のやり方ならな！！」と云っております・・
なる程・・・確かにこれは、息子の船出を見守る、父親の科白ですね！！
尾田っち、すげえ　見返せばいろんな所に伏線がｗ
この３人はモンキーつながりなんだが、エースだけポートガスなのは、２人は一緒に
育てられたが、血は繋がっていないから・・・なんだろうな、やっぱり。

１巻でルフィが山賊に捕まった時、マキノが村長を呼びに行ったのは、
ルフィを預かっていたのが村長だったから・・・・・だよね？
（でなきゃ普通は親呼ぶし・・・・でマキノが母親代わり）
多分、ガーブの友達なんかなんかで預けられてた、と。

魚屋にお使いにいくシーンがあったから、子供だけで暮らしているわけでも無いらしいので、
普通に考えて「エースもルフィも村長んちで暮らしていた」という事だと思う。
村長は海賊になる事を“夢か運命か”といっていたけど（１１巻９６話）、
一般人ぽいし、Dの一人でも無い様なので、(親戚の可能性はあるが）
エースの血縁者でもないと思われ。
ただフーシャ村自体は港町ゆえ海賊と縁が深いようだな・・

新事実その２！シャンクスとバギーは、昔ロジャーの船に乗ってました・・・Σ(ﾟoﾟ)オウッ！
・・・・３巻のバギーの回想に出てくるあの船が、そうだったんだあ！？
で、シャンクスのいう「船長」てのがロジャーだったのかｗ　驚いた。
ラフテルにも行ってたのか・・シャンクス。
ロジャーの船で金貯めて自分の船を買ったのか、財宝一発見つけたのか？
大体この人、フーシャ村を拠点に旅しながら、何やってたんだろうね（笑）
あの（大喰らいの）大人数を養うのは大変だぜ

乗組員といえば、双子岬のクロッカスも多分そう？
ロジャーに思い入れがあるようだし、１２巻１０４話で数年船医の経験があると言ってたし。
唯ラブーンがきたのが５０年前なら、乗組員だったのは１０代～２０代の最初の頃？
でもラフテル行ったっぽい感じなんだよね？？・・・とすると２０数年前の話かも。
謎な爺さんだ・・・ってか、ワンピ、謎な爺さん多過ぎｗｗｗ

・・・早く新しい謎解き(燃料）、尾田っちお願いね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　集英社　　￥３９０

　　

 

 

「ロストハウス」 描いたヒト→大島弓子

・・・・語りたい事は色色、渦渦とあるのだが、
語ろうとすると形容できなくて困困なのが、大島弓子の漫画だな。
ただ彼女の漫画はすべて、「自分の居場所を探す物語」なんじゃないかと思う・・・・

　　“わたしはこの世にたったひとつ　好きなものがある
　　　　　　　他人の散らかった部屋である”

　　“わたしは何の趣味も特技も人生の目的もない
　　　　　　ただ　小さな解放区さえあれば
　　　　　あとはロボットみたいに生きていけると思っていた”

解放区を失って、消音枕で叫びを押し殺したエリ。
交友関係ゼロ、すべてが挨拶程度の女子大生・・・・
・・・この絶望感はかなりわかる気がする。
目的もなくて、希望もなくて、ロボットにすらなれない人間にとって、
世界は閉じられた箱の中だ。
居場所がないのは存在を否定されたと同じ事だ。

だけど最後に、救われる素敵なラストがまっている・・・

　　　“わたしは　わたしの前で　世界のドアが
　　　　　とつぜん　開け放たれていくのを　感じた”

エリは世界を開放したのだ！

　　　“この世界のどこでも”
　　　“どろまみれになっても　思い切り　この世界で遊んでもいいのだ”

ラスト、３Ｐ・・・・ドアを捜すすべての「エリ」たちに読んで欲しいと願います。

　　　　　　　　　　　　　　角川書店　￥７８０

　　

 

「道士郎でござる」 描いたヒト→西森博之

終わっちゃったよ、道士郎・・orz
８巻か～・・まだまだ続きそうだったのに残念！
あたしの単行本買い待ち（本誌読まずに新刊出た時だけ買う）リストの中じや、
上位だったのに・・・・楽しみが減っちゃっただろうが！西森ィ

「道士郎」は各家庭のほのぼのエピが好きだった。
開久の制服を買いに行った時の、健助とオカアタンの
　「制服高いのよね」「・・ボーナスで・・」「ふふふ・・もらえるような会社入ってね」
みたいな会話、何気に可愛いくね＾＾？
エリカが「普通のうちの子なんだね」って寂しそうにいう気持ち、何か解かるよ・・

後、桐柳さんチの麗一兄ちゃんに親父が日本刀を送ってきたとき、
　「俺の事、忘れてたわけじゃないんだね・・」ってお兄ちゃんがつぶやくシーンとか・・
ちょっとジンとする。　やっぱり少し拘ってたトコあったんだね、父親に対して。
結局、道士郎パパは最後まで出てこなかったけど、あの親子のDNAからして
かなり格好いいのでは！？まあ、実の弟はしょぼかったけどさｗ

気になったんだけど・・・サータンって妙に麗兄の事、気にいってないか？？
「カッキー兄貴」って・・・ウホッ？
どｗｗみてもサータンの方が年上にみえるが（笑）
偶然あったんだけどといいながら、何故ほほを赤らめているんだ君は！？
（実は何かと口実をつけて会ってるんじゃないかあ？と腐女子的に邪推）

最後の空港での別れ・・・見開き一面の道士郎の科白は格好いい！
人と生まれたからには、こんな科白を１度は云う＆云われるして見たいものよの！！
殿、まこと果報者でござるな・・・！(T_Tメ)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（⊃/｀∪）←ゆきだるまぶし

・・・・・でもすぐ戻ってくるらしい（笑）
　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　小学館　全８巻　　￥３９０

　

｢イリュージョン・フード・マスター」 描いたヒト→那州雪絵

宮廷料理人ユー・ユーハイム曰く、
生きる為に必要なことは・・・
　　　　　　「もちろん食欲よ！
　　　　　　　　人間　やる気と食欲無しに生きていけると思ったら大甘だからね！」

うｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗむ、凄い説得力だ！！
まさしく人生の真理！食い気で生き抜く女の子の論理！
メガトン級の名言だとオモ
で、この漫画を読んで以来、煮詰まったり、疲れたな・・って感じたら
以前は食べずにとにかく寝てたんだけど、最近は取り合えず私、食べる事にしています・・
女の子は甘いものを食べないと死んじゃうの！・・・・って昔から云うしネッ

ユーが魔法で出した「近所のサ店のアフタヌーンティーセット」が美味そうだなあ・・・
あと「ユーハイムの５００円クッキー」を、
ザーー・・って一口食いした凶悪女王が、むぐむぐ・・ってあとに
「ジ――～――――――～ン・・　　オイシー・・」ってなるコマ大好き＾＾
おいしいお菓子を食べたときって・・・ああなるよね！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　白泉社　　￥４１０

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか？」 書いたヒト→フィリップ・Ｋ・ディック

余りにも有名な、映画「ブレードランナー」の原作だけど、
個人的には映画より原作の方が好きだな。

第一に情けない主人公がいい。
映画版のハリソン・フォードは情けないというより飄々としてて、
ラストではアンドロイド・レイチェルと逃避行に出ちゃうけど、
原作のリックは、死ぬ事も叶わずに奥さんの元へと帰るだけなのだから・・・
しかし大抵の人間の人生なんて、こんなものじゃないだろうか？

　　　　　　リックはそこで、当惑したように彼女を見つめた。
　　　　　　　「仕事はこれですんだ、そうだね？」
おお！この情けなさ、哀しみ、どうしようもない虚無感がディックの醍醐味だ！
働いても働いても、何ひとつ残らない日々をおくるサラリーマン戦士達よ、
ディックを読め！
砂漠の中に落ちる１滴の雨のように、心にしみると思うんだ・・・

　　　　　　　　　　　　　ハヤカワＳＦ文庫　　￥４００