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今日読んだ本の感想を、書いていくだけのブログです。
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズは大好きな作家^^
世間的には「ハウルの動く城」の作家なんだろうな・・・
でも「魔女と暮らせば」とか「わたしが幽霊だった頃」とか、
他の魔法シリーズはもっと面白いよ

もしファンタジーの世界へいけるツアーがあったら、大枚出してでも行く?
これは行く方じゃなくて、迎えるファンタジー側の住人達のお話^^

「闇の君」lってのは、観光客に魔法や魔物や戦や危険な旅を、
日程通り体験させる魔法使いのツアコンなんだけどさw
無理矢理任命されちゃったお父ちゃん、本当にふんだりけったりだね!
龍には火傷させられ、奥さんには冷たくされちゃうし・・・(T_T)
(まあ、最後にはラブラブでよかったが

でも人間+グリフォンの7兄妹が、お父ちゃん助けて頑張る姿には
超ホロリとさせられるゾお父ちゃんの愛情もヒシヒシ感じた。
・・・・家族っていいね^^なんてちょっとオモタ。
ダイアナは細かい兄弟間の、心の揺らぎとか書くの上手すぎ

ちなみにこれは図書館で借りた本だが、予約が入って催促の
電話がありました・・・同志ハケ-ン!(^o^)丿
速攻で返しましたぜw・・・ダイアナワールドを堪能してくれ!
見知らぬ同志よ!!
        追記・・もし漫画化されるなら、是非、遠藤淑子でお願い
        
したい!フインキとか、ぴったりだとオモ^^

       東京創元社 (上・下) ¥1800

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余りにも有名な、映画「ブレードランナー」の原作だけど、
個人的には映画より原作の方が好きだな。

第一に情けない主人公がいい。
映画版のハリソン・フォードは情けないというより飄々としてて、
ラストではアンドロイド・レイチェルと逃避行に出ちゃうけど、
原作のリックは、死ぬ事も叶わずに奥さんの元へと帰るだけなのだから・・・
しかし大抵の人間の人生なんて、こんなものじゃないだろうか?

      
リックはそこで、当惑したように彼女を見つめた。
       「仕事はこれですんだ、そうだね?」
おお!この情けなさ、哀しみ、どうしようもない虚無感がディックの醍醐味だ!
働いても働いても、何ひとつ残らない日々をおくるサラリーマン戦士達よ、
ディックを読め!
砂漠の中に落ちる1滴の雨のように、心にしみると思うんだ・・・

             ハヤカワSF文庫  ¥400

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これは厳密にはミステリィではないけれど、
殺人よりもある意味とても「怖い」話だと思う。
殺人者もトリックも出てこないけど、人間の「善意の悪意」というものがどれ程
周りの人間を不幸に落としていくのか、読んでるうちに良く解かる・・・

幸福な主婦が、旅行先で何も無い所に足止めされ、今までの人生を振り返るうちに、
見えてなかった真実に気づきはじめる・・・というストーリィ。
しかし本当に恐ろしく悲しい真実は、
最後の行、主人公の夫が心でつぶやく言葉にすべて要約されている。
これ程の孤独に気づいたら、人は生きていけないかもしれません・・・・。

    心なき風、可憐なる五月の蕾を揺さぶりて、
         夏の日々はあまりにも短く・・・・

                  ハヤカワ文庫 ¥380

  


  

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これはかなり面白いファンタジー小説。
短編だし、キャラが面白いのでファンタジー嫌いにもすんなり読めるんじゃないかな?


ドジな駄目王子(一応救世主だがやや投げやり)、ツンデレな魔法使い(これぞツンデレだw)
熱血体育系騎士(イイ奴だが迷惑)や、喋る役立ち馬(ライオン)、
愛くるしい水の怪物、働きすぎの魔物、人を困らせるのが存在意義?らしい
へそ曲がりの種族とか・・・実生活でもいるいるwな連中ばかり出てくるのがミソ^^
あと、ファンタジーなのに「真鍮の竜」ってのもイイ♪

ラストの事実はちょっとSF的。そしてちょっと物悲しい・・・
でもハッピーエンドでよかったyo~^^;
タニス・リーの耽美路線はどうもね・・というひとにはぜひぜひお勧めです
                  ハヤカワ文
  ¥280                


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あたしはムーミンシリーズでは、これが一番好きだね。
ちなみに「ムーミン一家」は最後まででてこない、
スナフキン・ヘムレン・フィリフヨンカ達によるサイドストーリィ。

やっぱり何といってもミムラ姉さんがいい。
あたしの理想とするところの女性のヒトは、
実はミムラ姉さんだったりするね!
アニメのあれは別人です。
はっきりいってミムラってのはボヘミアンみたいな連中なの!
あんな品行方性な訳がないw
なんてったって、

 「ミムラ姉さんには、いま、すっぽりとからだをくるんでる、
大きなやわらかなふとんだけが、この世のすべてでした。」
 「ねむたくなればねむり、
        おきたほうがいいときはおきる。」
 「だれかと出会って、すぐあとで、そのことを忘れたからと
   いって、ちっとも気にしませんでした。」
                鈴木徹郎 訳

というのがミムラなんだからサw

とりあえず雨の11月のムーミン谷は美しい。
スナフキンのテントで沸かすコーヒーとか、
あついさかなのスープと、あつあつのチーズサンドもね!

誰か一緒に、11月のムーミン谷へ旅をしませんか?

                   講談社文庫¥420

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性別:
女性
趣味:
ものぐさなので楽に生きるのが趣味・・・
自己紹介:
嫌いなもの→人ごみ・虫・鶏肉・掃除と整理整頓
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